女性が長く働き続けられる会社だなと思います。
図面からトータルの工事費を算出する積算の仕事をしています
私が担当しているのは、工事を始める前の段階で工事費を計算する積算の仕事です。
0.1ミリまで測れる専用の定規で図面から配管の長さを測り、何の材料がどれだけ必要なのかを調べてトータルの工事費を計算しています。
かなり慣れてきたので、図面1枚分を測るのに1時間ぐらい。設備やフロアごとに図面が分かれているので、規模が大きい物件だと、1件分を計算するのに1ヶ月以上かかることもあります。
作業中は、一人でコツコツと図面に向き合っていることが多いですね。
手元に来る資料は紙に描かれた図面だけなので、そこからはわからない施工方法やどれくらい手間がかかるのかについては、現場担当の方に聞きながら進めています。
手間がかかる部分は値段を上げるなど、単純な材料費だけではなく作業面のことも同時に考える必要があるところが難しいですね。
最初は自分の実力で役に立てるのか不安でした
こちらに入社する前は、県内の設計事務所で8年間ほど働いていました。
通勤時間のことを考えて、地元での転職を考えていた時に知人から紹介されて出会ったのが一圓テクノスです。
入社する前から、一圓テクノスの名前は知っていました。
歴史もありますし、施工の仕上がりや、社員の方の対応が良いことで業界では有名な会社だったので、紹介してもらった時は「自分の実力で役に立てるのかな」、と不安に思ったのを覚えています。
最初は堅いイメージがありましたが、面接に来て専務や部長とお話をするうちに、温かい雰囲気の会社だなと思うようになり、
不安に感じていることも聞いていただいた上で「ぜひ当社で活躍してほしい」と言ってもらえたので、勇気を持って頑張ってみようと思うことができました。
今で入社して2年目になりますが、人と人との距離が近く、どんなことでも相談しやすい職場です。
社長や専務と直接話すこともありますし、社長から「今これをやってるんだよね」と声をかけてくださることもあって、社員一人ずつのことをよく見てくださっているんだなと思います。
若い人や女性が働きやすい環境をつくりたい
見積もりをしている間は、お客様やメーカーの担当者、協力会社の方々と連絡を取り合うことが多いですし、工事が決まってからは現場担当者と打ち合わせをします。
常に人とコミュニケーションを取る仕事なので、会話ではもちろん、メール1通にしても、いかに簡潔にわかりやすく伝えるかを大事にしています。
建設業界はどうしても残業が多いイメージがあって敬遠されがちなので、もっと若い人や女性が働きやすい環境にしていけばいいなと思います。
私自身も、積算で手間がかかる部分は自分でエクセルの計算ソフトを作ったり、
教え合いや引き継ぎがしやすい仕組みを考えて実行するなど、自分で気づいたことはどんどん変えていきたいと思っています。
専務や上司がよく話を聞いてくださるので、そういった提案もしやすいですね。
ずっと残っていく建物をつくれることが魅力
忙しい時期になるとたまに残業もありますが、基本的には定時で帰れますし、有給も取りやすいです。
産休育休の制度整っていて、女性でも長く働きやすい会社だなと思います。
積算の仕事は難しく見えるかもしれませんが、入社してからでも十分覚えられますし、当たり前のことを当たり前にできる人なら、誰にでもできると思います。
一方で、期日が決まっている仕事なので、自分の中でしっかり優先順位をつけることは重要です。
私は一度気が緩むとどんどん嫌になっていくタイプなので、いろんな物件を同時並行でやるよりは、1枚の図面に対して集中して取り掛かるようにしています。
この仕事の魅力は、完成した後もずっと残っていくような建物をつくれること。
普段生活していても、自分が関わった物件を見かけると嬉しくなります。